
今回は「マイクロコピーライティング」のことについて話していこうと思います。
僕自身、このマイクロコピーライティングのことを初めて知ったのは2018年7月にリスティングプラスさんのセミナーに参加した時でした。
マイクロコピー・・・。
一般的に言われているコピーライティングとどう違うのか?どんな場面で使えるのか?僕も興味津々で、リスプラさんのセミナーに参加しました。
かなり理にかなったスキルでしたので是非あなたのライティングに活かして頂ければなと思います。
マイクロコピーライティングとは?
マイクロコピーライティングとは、Facebook、Amazon、Googleといった海外の大企業も自身のメディアに取り入れるコピーライティングの技術の一つです。
マイクロコピーを取り入れることによって、わずか1分足らずの作業でコンバージョン率が変わってくるということで、今国内でも注目されるスキルに成長してきました。
マイクロコピーライティングと一般的なコピーライティングとの違い
ではこの「マイクロコピーライティング」は、一般的に言われている「コピーライティング」とどう違うのでしょうか?
今までのコピーライティングは、キャッチコピーやボディーコピーでユーザーに興味をもたせてセールスをかけ、商品・サービスを売ることを目的に考えられたスキルになります。
一方で、今回ご紹介する「マイクロコピーライティング」とは、登録フォームや購入ボタン周りのデザインや文言に特化したライティングスキルになります。
従来のコピーライティングに関しては、マイクロコピーのような登録フォームや購入ボタン周りの文言について詳しく言及されてきませんでした。PASONAの法則やフォーミュラ、AIDMAといった「型」に沿ったライティングがコピーライティングと言われてたりもします。
マイクロコピーでは、そういったセールス文書全体を覆うものではなく、本当に細部に注目したライティングスキルなのです。
マイクロコピーライティングを知らなければいけない理由
僕はこのマイクロコピーのスキルをセミナーを通じて知ることができて本当に良かったなと思いました。
その理由を説明する前に。
世の中には「80:20の法則」と呼ばれる理論があり、
企業の利益は全体の20%の顧客が生み出していると言われています。
これも実はセールスレターや、記事型の広告、商品ランディングページ(LP)、採用フォームなどにも言えることなのです。
例えば、自社商品のLPがあったとします。LPにアクセスしてきたユーザーの全体割合を100%とすると、ページ後半まで閲覧される割合は20%ほどに収束されます。つまり下部まで到達しなかった80%以上のユーザーは、途中で離脱してしまいもしかしたら二度と訪問がされなくなる可能性があるわけです。
補足で、ヒートマップと呼ばれるサービスを導入しているとサーモグラフィー形式で、ユーザーの「到達率」「クリック箇所」「精読箇所」について視覚的にみることができます。
多くのWEBコンサルティングや、アクセス解析を専門としている人たちの場合、ユーザーが離脱した箇所をいかにして改善をしていくかを考えていきます。
マイクロコピーの理論では、実はその逆で・・・。
下部の申込みフォームや登録フォームの周囲を変更をして、コンバージョン率を改善していくのです。
僕自身、この話を聞いた時にビックリしました。
「え?普通なら離脱率をいかに改善して下部まで読み込ませるかが課題じゃない?」
って思っていたからです。
しかし、このマイクロコピーの理論では、
下部に到達したユーザーほど、自社商品・サービスに興味関心があるので、そのユーザーをいかにして行動させるかに注目したスキルなのです。
これ聞いたとき、当たり前のような話で実は自分の中で盲点でした....
なので僕はこのマイクロコピーライティングというのは、自分のライティングスキルに積極的に取り入れて行こうと思いましたし、これほどコスパが良いライティングスキルはないなと、思ったんです。
このマイクロコピー理論は、いわゆるボタン周りの変更だったりフォームの改善です。
一般的なLPの変更と言われると、専任のデザイナーやライターにお願いをしなければなりませんが、マイクロコピーの改善方法であれば、ボタンの色を変えたり文言を変えたりするだけでいいので、変更にかかる負荷もめちゃくちゃ少なくていいんです。
なので僕は、法人・個人でライティング業をしている人たちにとって、マイクロコピーは知っておいて絶対損はないスキルだと断言できます。
マイクロコピーライティングの成功例
いくら僕があーだこーだ言っても、実際にマイクロコピーで成功した事例はあるのか?こちらについても簡単にご紹介していこうと思います。
1. オバマ大統領の選挙支援あつめ
2008年のオバマ大統領、大統領選挙の際の支援金を集めたときのWEBページなんですが、これもA/Bテストを実施しています。
ここで注目してほしいのは「ボタン」で、A/Bテストが行われたときは4パターンの文言が用意されました。

- SIGN UP「会員登録」
- SIGN UP NOW「今すぐ会員登録」
- JOIN US NOW「今すぐ参加する」
- LEARN MORE「もっと詳しく」
オバマ大統領はこのA/Bテストを実施して、パターン④ LERAN MOREが一番いい結果を残しました。
1人あたりの寄付金の平均が21ドルだったようで、トータルで6000万ドル(25億円)もの金額を集めることに成功をしたんです。仮にA/Bテストを実施していなければ6000万ドルもの損失が発生していたと考えると恐ろしいですよね・・・。
僕なりに考察してみると、パターン1〜3だと「登録」や「参加」といったキーワードをクリックするまでの心理的ハードルが高いのに比べて、「もっと詳しく」のキーワードだと、あくまでコンテンツの閲覧という要素が強いので、クリック数が他のパターンよりも多かったのではないかと推察しました。
2. Amazon
実はAmazonの通販ページはマイクロコピーの宝庫ですw
思わず「ポチッ」ってしまうのも、Amazonのたくみな戦略の1つだったりもします。
例えば、[カートに入れる]ボタンのすぐ上に、購入するにはサイズを選択してください。と書かれていて、ユーザーがサイズをうっかり選び忘れてしまったりすることを防止しているのがわかりますよね。
さらに、カートに入れる直前には、お届け日・在庫の有無についてはっきりユーザーにわかるようにしているのもマイクロコピーの力です。
3. Airbnb
これはAirbnbのトップ画面ですが、これも検索フォームの中のテキストも、ユーザーが旅先の地名を入れるんだと、一発で認識できるわけです。
実際に、ここに宿泊先の地名を入れると、宿泊 or 体験 or レストランといった項目が出てきてユーザーの求める情報を正しく表示させることができるんです。
4. Facebook
facebookもこのマイクロコピーを取り入れています。
例えば、自分のタイムラインを開いた時の一番上に表示される投稿フォーム。
"今何してる?"と投稿欄に表示されると思いますがこれも戦略的なマイクロコピーなんです。”今何してる?”としたことでユーザーの投稿数が改善したとか。
マイクロコピーライティング まとめ
いかがでしたか?
今までコピーライティングというと、全体な枠組みの「型」ばかりに焦点が当てられていましたが、マイクロコピーライティングでは、より細部にこだわったライティングスキルということが理解してもらえたかと思います。
すでに法人・個人でライティング業をしているライターであれば、このマイクロコピーを知っているだけで他のライターよりも優れた存在になることは間違いなし!
是非とも参考にして頂ければなと思います。
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